主食の担い手としての誇りと責任
主食の担い手としての
誇りと責任
日本初のスライス包装食パン
今では当たり前のようにスライスして包装されて売られている食パン。実は日本で初めてスライス包装食パンを発売したのが進々堂でした。
65年前、先代社長の続木満那(つづき まな)は購読していたアメリカの雑誌で、一枚ずつスライスされ美しい蝋引紙に包まれた食パンの存在を知ります。当時丸ごとの塊で売られていた食パンの、消費者にとって大変だったスライスする手間を省くことでその消費を大幅に伸ばせるとみた満那は、社員をアメリカに派遣してスライサーと包装機を取り寄せます。そして足かけ二年間の試行錯誤の末、1952年(昭和27年)日本初のスライス包装食パン「デイリーブレッド」が誕生したのです。
「デイリーブレッド」の
名に込めた願い
この画期的新商品は「デイリーブレッド」と名付けられました。これは新約聖書「主の祈り」の一節「私達の日毎の糧を今日もお与えください(Give us this day our daily bread)」からの引用で、「私どもの造るパンが神に祝福され、人類の健康と幸福に役立ちますように」との祈りを込めたと満那は当時の社内報に書いています。
人々の健康と
幸福に役立つパン造り
主食であるパンは、体作りの基礎となる食べ物でもあります。ですから進々堂は、毎日食べても飽きのこないおいしさを備えていること、そして食する人の健康に貢献できることが「良いパン」の必要条件と考えています。
中でも全粒粉や雑穀をおいしく食べることで進々堂のお客様に健康的な毎日を送っていただきたい、そんな思いから誕生したパンたちがあるのです。
食物繊維の宝庫、
全粒小麦粉をおいしく
全粒生活は北海道産小麦「春よ恋」を自家製粉し挽き立ての全粒粉を使ったシリーズです。穀物の白い胚乳部分ばかりでなく栄養素が豊富な小麦の粒を丸ごとをおいしく食べられたら、という思いから開発がはじまりました。全粒粉にすることにより、一般的なパン用粉のおよそ3倍、白米のおよそ16倍の食物繊維を含む健康的なパンを作ることができました。その他にも日常の食事で不足しがちなミネラル、ビタミンなども豊富に含まれています。栄養とおいしさの両立を実現したパンが出来上がりました。
自然の恵み、雑穀の豊富な栄養素を日常に
雑穀生活はフランスパン釜で焼いた3種類の食パンシリーズ。日本人の食生活で不足しがちな「カルシウム」「食物繊維」「ミネラル」を効率的に、しかもおいしく摂取することができます。雑穀のほどよい歯ごたえが噛む回数を増やし、噛むほどに雑穀の甘みやうまみが引き出されます。また噛むことで脳への刺激や歯の健康、栄養の吸収を促し健康につながります。雑穀の豊富な栄養素を毎日気軽に取り入れられるパンです。
全粒食パンを
百周年を記念して発売
デイリーブレッドコンプレは、角食パン「デイリーブレッド」シリーズの一つで、進々堂100周年を記念して発売された食パンです。北米産小麦の全粒粉を75%も配合し、くせも少なく、食べやすい味わいに仕上げました。食物繊維はなんと普通の食パンの約3倍!6枚切1枚(65g)で約3.51gの食物繊維を摂ることができます。食生活を大切にされている方に普段使いしてほしい、そんな食パンです。