おいしさの求道者
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「パンのおいしさ」とは
パンはしっかり噛んで味わっていただきたい、噛むほどに口の中に広がる素材の美味しさを楽しんでいただきたい、それがパンの本当のおいしさであると進々堂は考えています。
特に焼き上がったパンの香ばしさ、味わい深さ、口溶けの良さを実現するためには、パン生地を充分に発酵熟成させてしっかり火を通すことが不可欠。ですから、私たちは伝統的なパン製法の基本を守りつつ、常に最新の技術を取り入れてよりおいしいパン造りを目指しています。
また、小麦粉以外の、バター、卵、フルーツ、ナッツ、チーズなど、パンに使う素材すべての本来持っている自然なおいしさを充分に引き出すため、余分なものは極力使用を抑え、加工方法にも細心の注意を払います。また、お料理やパティスリーの技術の基本を知り、同時に最新情報を取り入れる努力を怠ってはならないと考えています。
すべてはおいしさのために
進々堂の工場を見学していただいた方からは、手造り作業の多さに驚く声がよく聞かれます。
もちろん設備の助けは借りますが、進々堂のパン造りはあくまで手造りです。
これは特別なことをしようというわけではなく、例えばロールパンに一つ一つ刷毛で卵を塗るのは、おいしさを生み出す柔らかい生地が自動塗卵機では扱えないから。また、シャムパンのジャムは苺のへたを取るところから、サンドウィッチの卵は茹でて殻をむくところから、カレーパンのカレーはミンチを炒めるところから、全て手作業で行っています。
きめ細かな手造りの工程は、おいしさを追求するゆえの自然な結果なのです。