渡仏100周年

創業者 続木斉がフランスに渡った日から100年目の今、
京都発祥のベーカリーとして
京都の気候や風土が育んだ京小麦のおいしさを
パンを通してみなさまにお伝えします。

1924渡仏

今から100年前、進々堂創業者 続木斉は、1924年(大正13年)4月15日、関心を持っていたフランス文学、パンの研究を目的とし、日本人のパン屋として初めてフランス留学のため日本を出国しました。およそ2ヶ月の船旅を経て、パリに降り立ちました。

フランスパンとの出会い

斉は本場フランスの食文化に触れ、その中でも世界一美味しいと言われるフランスパンと出会います。「パンは堅焼きに限る。パンの善美は想像以上だ。」と、パリより妻ハナに宛てた手紙にも記しています。そして帰国後、京都の地でフランスパンを広めることに生涯を捧げました。

フランスのパン文化

フランスのパン造りの伝統は、地元の農家が小麦を栽培し、地元のパン屋がパンに焼き上げること。その土地のブドウの出来がその年のワインの品質を決めるように、その年その土地の小麦の特長を活かし、与えられた自然の恵みをおいしくいただく。つまり「パンは農作物の延長」なのです。

京都産の小麦

長らく、日本の気候風土ではパン造りに適した小麦の栽培が難しく、国内産の小麦はほとんどが麺用でした。しかし近年、品種の改良が進み、京都においてもパン造りに適した京小麦の栽培が毎年増加傾向にあります。

なぜ?今、京小麦

わたしたちは、創業者渡仏100周年をきっかけに、フランスのパン文化にならい地元京都の小麦を使ったパン造りに取り組みます。京小麦の「歯切れの良さ、もっちり食感と上品な風味」を大切にし、お客さまに心温まるおいしさを提供します。

パンは農作物

フランスのパン文化を表す言葉です。
フランスの代表的なパンを京小麦で焼き上げる。
進々堂の新たな提案をお楽しみください。